目立ちにくいマウスピース矯正治療について

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■マウスピース矯正てなに?

矯正治療というとワイヤーを付けての治療しか思い浮かべないかと思いますがマウスピースをつけて治療をする方法もあります。

それは自分で取り外しができて、また透明で軽量なため目立ちにくい装置です。

アライナーというマウスピース矯正装置を、約2~3週間ごとに交換しながら少しずつ歯を動かしていきます。

軽くて透明な素材のため、つけていても違和感がなく、周囲から目立ちません。

食事の際はマウスピースを外します。

日常生活への影響が少ないため、社会人など矯正治療を目立たせたくない方が希望されます。

 

■マウスピース治療の受け方

・カウンセリング

マウスピース治療は治療ができる医院と治療できない医院がいます。

インターネットなどで治療可能な医院を探し、カウンセリングを受けましょう。

費用や治療期間など、またマウスピース治療をのものが可能かどうかの診断をしてくれます。

 

・精密検査・診断結果の説明

精密検査を受けます。

写真やレントゲン写真などを取り、歯型の採取をします。

30分から40分ほどで受けられます。

その結果を受けて今後の治療方針を決め、計画書を作成したり必要書類が作成されます。

 

・歯型取り

マウスピース用のアライナーをつくるための歯型が取られます。

 

・アライナー制作

歯型を元にアライナーを作成します。

アライナーは歯科医師が作成するのではなく、製造メーカーによって前回取った歯型を元に作成されます。

 

・治療開始

治療期間中は、アライナーを20時間以上装着します。

約2週間ごとに新しいアライナーに交換します。

交換するごとに歯が移動していきます。

治療中は1か月~3か月おきに定期的に通院する必要があります。

進行状況の確認と歯の移動状況を確認してもらい、必要とあれば歯のクリーニングを行います。

治療期間は半年から最長2年と人によって変わります。

 

・治療完了

矯正完了した後も、放っておくと歯は元の治療前の場所に戻ろうとします。

これを後戻りと言います。

アライナーで歯並び、かみあわせが改善した後は一定の期間必ず保定装置を付ける必要があります。

数か月に一回確認のために通院してください。

矯正装置をタイプ別に紹介、それぞれのメリットとデメリット

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矯正装置はブラケットともよばれ、様々な種類があります。

その種類によって特徴も違い、メリットとデメリットがそれぞれあります。

どのブラケットを選ぶかどうかは医師の治療方針によったり、自分で選べたりします。

自分の治療方法に合ったものを選ぶのがベストですので、しっかり歯科医師と相談しましょう。

 

■メタルブラケット

歯の表側に金属製のブラケットを接着します。

歯列矯正の多くがこのメタルブラケットを行っているメジャーな装置です。

 

メリット

一番のメリットは安価で治療費を抑える事ができる点です。

さらに、金属製のメタルブラケットは丈夫で破損しにくいです。

また不正咬合のさまざまな種類に対応できます。

 

デメリット

装置が銀色のため目立ちます。笑った時に見える歯など気になる方も多いと思います。

 

■審美ブラケット(樹脂、セラミックなどの目立ちにくいデザイン)

白や透明の目立ちにくい装置です。審美ブラケットといい見た目を気にされる方が選びます。

 

メリット

メタルブラケットに比べ、目立ちにくく違和感が少ないです。

金属アレルギーがある方でも使用できます。

メタルブラケットと同様に、不正咬合のさまざまな種類に対応できます。

 

デメリット

メタルブラケットに比べて費用は割高です。

メタルブラケットよりも強度はありません。

 

■リンガルブラケット(舌側矯正装置・裏側矯正装置)

歯の裏側に装置をつけ、表から見えないようにする治療器具です。

 

メリット

歯の裏側に矯正装置がついているため、表面からは見えません。

周囲の人に気づかれる事なく治療ができるため、社会人の方などにお勧めです。

 

デメリット

装置になれるまで舌が装置に触れてしまうための違和感が強いです。

発音がしにくくなります。

費用が他のブラケットよりも割高です。

 

■マウスピース矯正

ワイヤーブラケットを使用しない治療方法で、透明で薄いマウスピースを歯につけて治療を行います。

装置は自分で取り外しできます。

 

メリット

ワイヤー装置を使わないので違和感や不快感が少ないです。

周囲の人からほとんど治療を気づかれません。

 

デメリット

指定の装着時間を守る必要があり、守らないと治療の意味がありません。

治療できる状況が表面矯正よりも限定されます。

歯列矯正で抜歯手術を受けるときの注意点

■抜歯矯正時のトラブル防止策

歯列矯正で抜歯をしなくてはいけないと判断された場合、基本的に親知らずや小臼歯を抜歯する場合が多いです。

それによって噛み合わせやフェイスラインを改善することができます。

抜歯は歯の状態によっては手術であるため、歯科医院によっては行っておらず別の歯科医院や大学病院を紹介されるケースがあります。

ここでは抜歯手術を受ける上での注意点をご紹介いたします。

 

・抜歯前に確認することと気を付ける事

矯正治療を受ける際に必ずなぜ抜歯をしないといけないのか、しっかり医師に確認しましょう。

健常な歯を抜くことに抵抗感がある人は、抜歯をしない治療法もあるので事前に確認しましょう。

顎の構造上どうしても抜歯をしなければ矯正治療を受けられない事もあるため、理由を確認し納得してから抜歯手術を受けるようにしましょう。

 

・どの歯を抜歯するか理解しておく

矯正治療を受けられた方で、何本抜歯しないといけないのか理解していない方がいます。

ですが、こちらはしっかり確認しておきましょう。

また、抜歯する本数が多い場合などは、日をずらして複数回に分けて手術を受ける事があります。

そのあたりのスケジュールなども把握しておきましょう。

 

・抜歯の予約は夜間や夕方は避ける

抜歯は体に負担がかかる行為です。

そのため体調異変が起きた時にすぐに連絡が取れるように、夜間などの手術は避けましょう。

抜歯手術はなるべく午前中などの速い時間に受けたほうがその後のケアなども受けやすいです。

 

・アレルギーがある人は注意しましょう

抜歯は部分麻酔のみで行う場合と、不安な方は笑気ガスなどの麻酔や全身麻酔を使用して行う場合があります。

この場合アレルギー反応なども考慮しないといけませんので、アレルギーがある方は事前に医師に相談しておきましょう。

 

・抜歯前日の注意点

抜歯手術前日は十分な睡眠をとりましょう。

また飲酒はおすすめいたしません。

 

・抜歯当日の注意点

楽な服装で手術を受けましょう。

抜歯は長時間かかる場合が多いため、締め付けの強い服装を着ていると非常に苦痛を感じる場合が多いです。

食事は抜歯の2時間~4時間前までに済ませ、消化の良いものを食べるように心がけましょう。

 

■歯科医院で当日注意すること

アレルギーの項目でも記述しましたが、手術当日は麻酔を使用します。

体調が思わしくない方や、過去麻酔で発作を起こした事がある方などは医師に相談しましょう。

 

■抜歯後の注意点

抜歯後は感染防止のために以下の事に気を付けましょう。

・患部を舌で触らない
・激しいうがいを行わない
・歯ブラシで患部を触らない

抜歯後は止血用のガーゼをしばらくの間噛んでいるように言われます。そのガーゼが外れた後も多少の出血はあります。

その時に激しいうがいをしたり、抜歯したての患部を舌で触ったりしないようにしましょう。

特に患部には血が固まり血餅と呼ばれるゼリー状のかさぶたになります。

これが患部を保護してくれるのですが、うがいなどでこれが取れてしまうと顎の骨がむき出しにになって強い痛みを伴うドライソケットになる事があります。

そのほかの注意点は以下の通りです。

・激しい運動をしない
・飲酒はしない
・薬の服用を正しく行う

抜歯後は血の巡りが良くなるような行為は控えましょう。

また感染予防をするための抗生物質などの薬を処方されますので、医師の指示に従い正しく薬を飲みましょう。

薬は飲み残しや飲み忘れをすると抜歯患部にトラブルが発生する可能性が高くなってしまいます。

矯正治療で抜歯する場合としない場合

矯正治療を受ける時、歯を抜いて治療する場合があります。

また抜歯を受けずに治療する方法があります。

人の口の中の状態によって、どちらの治療法が適しているのかは様々です。

治療方法を選択する時に、それぞれにメリットとデメリットがある事をしっかり理解しましょう。

担当医師から説明を受けて、納得した上で治療に当たる事が大切です。

 

■抜歯を行わない矯正治療について

矯正治療の多くは抜歯治療も伴います。

その理由は歯を動かすスペースを作るため何本か必要のない歯を抜いて隙間をわざと作るためです。

ですが近年では、この抜歯を行わなくても歯科矯正ができるようになってきています。

また、医院によってはA医院では抜歯を進められ、B医院では抜歯なしの矯正治療を提案されるというような歯科医院によっての治療の違いがみられる事もあります。

抜歯を行わない治療方法ではどのような事をしているか、治療方法をご紹介いたします。

 

1、奥歯を移動して隙間を作る

上下左右の一番奥の歯をもう少し奥に移動して隙間を作る治療です。

これは顎の形や口腔の広さによってできる人とできない人が居ます。

奥にスペースがある人は奥歯をずらしてスペースを確保するため抜歯せずにすみます。

 

2、歯列全体を広げる

歯列全体を側方面に広げて隙間を作る方法です。

ただし過度の拡大は治療後、歯の位置が縮小しやすく後戻りの原因になるデメリットがあります。

 

3、歯を削って隙間を作る

一部の歯を削って細くして歯を動かすスペースをつくります。

一般的には奥のほうにある歯を数ミリ削ってい少しずつ隙間を作る方法です。

抜歯を行わない治療では基本的に上記3つの手法を取り入れています。

顎の状態は、口腔サイズにより人によってはどれも受けられない場合があります。

ただし抜歯を伴わないため、丈夫な歯を抜かずに済むので最近では抜歯をしないという選択があります。

 

■抜歯しない治療のメリットデメリット

抜歯をする場合のメリットデメリットは以下の通りです。

 

・メリット

上下の歯のバランスを整えられる。口元のバランスもよくなり側貌も綺麗になります。

骨格的に問題がある場合でも外科手術なしで対応可能。

 

・デメリット

健康な歯を抜く必要がある。

抜歯なし治療の場合のメリットデメリットは以下の通りです。

 

・メリット

健康な歯を抜かなくてよい。

 

・デメリット

歯を全体的に動かして隙間を作るので、突出感が出たり側貌も治療前よりもやや前に出たような感じになる場合もある。

 

どちらの治療が良いか、それぞれのメリットとデメリットを理解して治療を受ける必要があります。
担当医と納得いくまで相談し、治療方針を固めることで後々のトラブルを回避できます。

矯正歯科における、費用トラブルの避け方

■知っておきたい治療費のしくみ

矯正歯科治療を行う上で知っておくべき事は、費用の仕組みです。

これを理解しないと思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。

矯正治療の多くは健康保険の対象外となっています。顎の骨の外科手術を必要とする矯正治療や、先天疾患による矯正治療が必要な場合のみ保険が適用されます。

それ以外はすべて自由診療となり、費用が高くなる傾向にあります。

自由診療とは、歯科医院が独自に決めた治療に対し、全額自己負担で支払い治療を受けるものです。

そのため、治療内容や、費用などの方針は各歯科医院によって大きく異なります。

A医院では10万円で治療できても、B医院では30万かかるなど、値段が統一されないのが自由診療です。

 

■矯正治療の費用相場

矯正治療は主に以下の項目で費用が掛かります。

 

1初診料  無料~5,000円

口の中の状態確認、矯正につてのカウンセリングを受けます。

医院によっては無料~5,000円ほどかかります。

 

2 精密検査、診断料 30,000~100,000円

レントゲン撮影をしたり、歯型の模型などを作成する費用です。

また、写真を撮影したり、それらの資料を基に診断をするための診断料も含まれます。

 

3 矯正基本治療料 650,000~1,000,000円

実際の矯正を行うための基本治療料金です。

医院によって治療料金に差が出ますし、またお口の中の歯のズレ具合にもよるため、人によって料金には差が出ます。

 

4 矯正治療状況の定点観測 3,000~7,000円

1か月~2か月間隔で、矯正状況を確認します。

またワイヤーの張り直しなども行います。

 

5 矯正後の経過観察料 2,000~5,000円

3か月か半年感覚で経過観察を行います。

術後の観察を行いアフターケアを行います。

 

■支払い方法と次期

治療方針によるため、医院によって違います。

・一括払い
・治療の進行状況に合わせた分割払い

この2パターンとなります。

お通いの歯科医院に相談しましょう。

 

■その他にかかる料金

歯科治療ではその他オプションなどで思いがけずかかってしまう料金があります。

それが以下です。

・再診料
・歯のクリーニング代金
・抜歯治療の場合の追加費用
・矯正装置破損時の修理費用
・矯正中の虫歯治療
・治療に関するケアグッズや歯ブラシなどの購入費

少しでも不明点があれば、すぐに担当の歯科医に確認し納得してから治療を開始しましょう。

 

■よくあるトラブル

歯科治療の料金支払いで考えられるトラブルは以下の通りです。

・医療費控除ができるのに診断書をもらい忘れた

治療を受ける段階で、かみ合わせが悪くて機能的な問題があるため矯正治療が必要であると診断された場合、確定申告で医療費控除を受ける事ができます。

診断書をもらっておくと、いくらか金額が返金されますが、この診断書をもらい忘れたりして医療費控除を受けられないトラブルがあります。

こちらは注意しましょう。

・期間が思ったよりも掛かって、予想外にお金がかかった

治療中に器具が破損したり、思わぬアクシデントで治療期間が伸びてしまい予想外に治療時間がかかり、結果として費用がかさんでしまったという事があります。

また、そもそも治療が長期間かかることを理解しないで治療を始めてしまい、後々トラブルに巻き込まれる事もあります。

治療期間について、デメリットやメリットを事前にしっかり確認し、納得の上治療を受ける事で回避できます。