歯列矯正で抜歯手術を受けるときの注意点


■抜歯矯正時のトラブル防止策

歯列矯正で抜歯をしなくてはいけないと判断された場合、基本的に親知らずや小臼歯を抜歯する場合が多いです。

それによって噛み合わせやフェイスラインを改善することができます。

抜歯は歯の状態によっては手術であるため、歯科医院によっては行っておらず別の歯科医院や大学病院を紹介されるケースがあります。

ここでは抜歯手術を受ける上での注意点をご紹介いたします。

 

・抜歯前に確認することと気を付ける事

矯正治療を受ける際に必ずなぜ抜歯をしないといけないのか、しっかり医師に確認しましょう。

健常な歯を抜くことに抵抗感がある人は、抜歯をしない治療法もあるので事前に確認しましょう。

顎の構造上どうしても抜歯をしなければ矯正治療を受けられない事もあるため、理由を確認し納得してから抜歯手術を受けるようにしましょう。

 

・どの歯を抜歯するか理解しておく

矯正治療を受けられた方で、何本抜歯しないといけないのか理解していない方がいます。

ですが、こちらはしっかり確認しておきましょう。

また、抜歯する本数が多い場合などは、日をずらして複数回に分けて手術を受ける事があります。

そのあたりのスケジュールなども把握しておきましょう。

 

・抜歯の予約は夜間や夕方は避ける

抜歯は体に負担がかかる行為です。

そのため体調異変が起きた時にすぐに連絡が取れるように、夜間などの手術は避けましょう。

抜歯手術はなるべく午前中などの速い時間に受けたほうがその後のケアなども受けやすいです。

 

・アレルギーがある人は注意しましょう

抜歯は部分麻酔のみで行う場合と、不安な方は笑気ガスなどの麻酔や全身麻酔を使用して行う場合があります。

この場合アレルギー反応なども考慮しないといけませんので、アレルギーがある方は事前に医師に相談しておきましょう。

 

・抜歯前日の注意点

抜歯手術前日は十分な睡眠をとりましょう。

また飲酒はおすすめいたしません。

 

・抜歯当日の注意点

楽な服装で手術を受けましょう。

抜歯は長時間かかる場合が多いため、締め付けの強い服装を着ていると非常に苦痛を感じる場合が多いです。

食事は抜歯の2時間~4時間前までに済ませ、消化の良いものを食べるように心がけましょう。

 

■歯科医院で当日注意すること

アレルギーの項目でも記述しましたが、手術当日は麻酔を使用します。

体調が思わしくない方や、過去麻酔で発作を起こした事がある方などは医師に相談しましょう。

 

■抜歯後の注意点

抜歯後は感染防止のために以下の事に気を付けましょう。

・患部を舌で触らない
・激しいうがいを行わない
・歯ブラシで患部を触らない

抜歯後は止血用のガーゼをしばらくの間噛んでいるように言われます。そのガーゼが外れた後も多少の出血はあります。

その時に激しいうがいをしたり、抜歯したての患部を舌で触ったりしないようにしましょう。

特に患部には血が固まり血餅と呼ばれるゼリー状のかさぶたになります。

これが患部を保護してくれるのですが、うがいなどでこれが取れてしまうと顎の骨がむき出しにになって強い痛みを伴うドライソケットになる事があります。

そのほかの注意点は以下の通りです。

・激しい運動をしない
・飲酒はしない
・薬の服用を正しく行う

抜歯後は血の巡りが良くなるような行為は控えましょう。

また感染予防をするための抗生物質などの薬を処方されますので、医師の指示に従い正しく薬を飲みましょう。

薬は飲み残しや飲み忘れをすると抜歯患部にトラブルが発生する可能性が高くなってしまいます。

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